医業を好きになった理由
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税理士業界にはいって約10年。
来春独立予定です。
今のところ業種特化の予定はありませんが、得意かつ好きな業種は医業と飲食業です。
「得意」といえるのは単純に経験が多いからですが、
「好き」の理由はなんなのか考えてみました。(今回は医業のみ)
感じのいいお客様が多かったから
はじめて勤めた税理士事務所で、医業のお客様4件を担当しました。
歯科2件・整形外科1件・皮膚科1件。
その全員がもれなく感じのいい方だったんです。
院長だけでなく、ご家族(奥様やご子息など)含め対応してくださる方全員が。
今考えると奇跡的にいいクリニックばかり担当させてもらったなと思います。
経営者は、謙虚な方ももちろん多いんですが、横柄な方・相手によって態度を変える方というのが一定数いらっしゃいます。
有資格者の税理士には丁寧に対応し、職員に対しては偉そうにする、という方です。
わたしが担当した4件のクリニックの先生方は、有資格者の税理士に対する態度と、資格をもたないド新人のじぶんに対する態度が全く同じ。
相手を見て態度を変えるなんてことはなく、常に丁寧に接してくれました。
ここで、医業はいい人しかいない!というイメージが植え付けられました。
そのイメージがあったので、医業が大好きになり、
より専門的なことが知りたいとの思いから、その後、歯科専門の税理士事務所に転職することになります。
転職後、いい人ばかりじゃないと知るのですが(当たり前)笑、
それでもやはりファーストインプレッションはいつまでも残るものです。
一度いい印象を持った業界ですから、
その後ちょっと嫌な人が出てきてもイメージが崩れ業界ごと嫌いになるなんてことはありません。
税理士業界も同じ
わたしの税理士業界遍歴は、
業種特化していない一般的な街の税理士事務所
↓
歯科特化型税理士事務所
↓
再び最初に勤めた税理士事務所
なんですが、
復職後、はじめて担当させてもらった4件のうち2件を再び担当させてもらえることになり、
本当に嬉しくなりました。
相変わらず感じのいい方で、接していると本当に気持ちがいい。
「謙虚で、平等。」
業界は違えど、こうありたいと思わせてくれます。
お医者さん・歯医者さんは、技術はもちろん大切でしょうが、
患者に安心「感」を与えることもすごく重要です。
この4件のお客様は、いずれも経営は順調です。
当然、感じがいいだけでうまくいく業界ではないので、
技術・専門性・戦略・立地など複合的な要因はあるでしょうが、
「人」もその要因のひとつであることは間違いありません。
税理士業界も同じです。
専門知識や戦略はもちろん必要ですが、
「人」も重要です。
すべての人に好かれるなんて不可能ですし、そもそもそこを目指すべきではないと思いますが、
謙虚であること・立場で人を判断しないこと・丁寧で細やかな対応を心掛け、
少なくとも税理士業界に悪印象を持たれるようなことはないようにしたいと思っています。