いいことばかりじゃないけど悪いことばかりでもない

こんにちは、越谷市の税理士、恒川です。

独立して約1年半が経ちます。

昨日のブログでも書いたんですが、ありがたいことに食べていけています。

ただ、当然のことながら

初めからすべて順調!全部思った通り!想定通り!

なんてことはありません。

Goodな経験を多くさせてもらえた一方で、Badなことも少なくありませんでした。

お金がない

最もBadだったことは「お金」です。

開業当初の数ヶ月間は、日々減っていく預金残高を見ながらビクビクしてました。

顧問先は順調に増えていったんですが、開業初月にいきなりどんと20件!ってなわけではなくて、1ヶ月に2~3件がずっと続く感じ。

右肩上がりながら急上昇ではないし、最初からレンタルオフィスを借りておりその固定費もあったので、最初はかなり苦しいものでした。

また、税理士に依頼が入るタイミングって、決算後の税理士変更や新規設立の際というのが多いです。

そうすると、必然的に独立1年目は決算報酬がないわけで、そういった点でも収入は低くなりがち。

加えて、わたしが独立したのは4月。

すでに確定申告が終わっている時期なので、臨時収入も見込めず。。。

たまたま顧問先のひとつで相続案件が発生したため最終的に1年目をプラスで終えることができましたが、この案件がなければマイナス着地でした。

はじめての解約

お金以外のBadな経験としては「解約」です。

ある顧問先につき継続が難しいと判断したため、決算後に解約を伝えました。

詳細はここでは記載しませんが、簡単に言えば「経費に対する考え方の違い」です。

お互いの考え方がこの先も交わることはないだろうと判断し、決断しました。

勤務時代は、「解約」をじぶんの判断で行うことはありません。

決裁権を持つのは代表の先生だけ。

当時は「じぶんの判断で解約できたらいいな」と思うこともあったんですが、いざじぶんが解約を決断する立場になると、その精神的な負担の大きさに潰されそうになりました。

悩みすぎて、解約自体辞めようかとも。

独立してから少しずつ図太くなれた自負はあるものの、それでもまだまだ足りない、じぶんは小心者だと感じることは多いです。

解約の理由って濁すことが多いらしいんですが、今回、わたしは正直に伝えました。

うその理由を言ってなんとなくごまかすこともできたんですが、正直な気持ちを伝えて理解してもらいたかった、間違ったことを言っているわけではないことにも気付いてほしかったからです。

結果として、解約なので「円満」とはもちろん言えませんが、相手にも理解してもらえたと信じています。

いいことばかりじゃないけど悪いことばかりでもない

ってなわけで

・好きなときだけ働けてハッピー!

・人間関係のわずらわしさゼロで幸せ!

・悩みなんてひとつもなし!

なんてことはないこの1年半でした。

ただ、それでも

・じぶんのペースで働ける

・じぶんの価値観や考え方が貫ける

・結果、収入が増えた

というようにGoodなできごとのほうがBadなできごとをかなり大きく上回っているので、独立して100%良かったと思えています。

こうして振り返ってみると、まだまだこれからもいろいろなことがあるとは思いますが、これからも、じぶんらしく前向きに取り組んでいきます^_^