違和感のあるものから外す
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こんにちは、越谷市の税理士、恒川です。
今、所属しているコミュニティで、桜井章一さん著『流れをつかむ技術』という本を紹介されている方がいて、面白そうだなと思い、読んでみました。
いやぁ、面白かったです。
違和感があるものから外す
心に刺さった言葉はいくつかあったんですが、中でも特に刺さったのが、
「違和感があるものから外す」
という言葉。
ここ2~3年のわたしは、理論的なもの、理性的なもの、説明がつくもの、言語化できるものが○で、
「なんとなくイヤ」といった感覚的なものは×、という感じになってました。
たぶん、独立したことや、発信を始めたことがきっかけ。
なにごとも理論づけせねば、言語化せねば。
そんな意識が、いつのまにかじぶんの中にできあがってしまっていた気がします。
もともと、言語化するのが苦手な人でした。(でしたというか今もですが(^^;)
ただ、発信を始めると、なんとなく、、、とか、たぶん、、、とかばっかり言ってられなくなりまして。
・この経験があったから、こう考えられるようになった。
・こういう環境だったから、こういう捉え方をするようになった。
・こういう理由があるから、これを選択した。
こんなふうに、気づかないうちに、すべてについて筋道を立てて、理屈をつけなければいけないような感覚が強くなってしまってました。
もちろん、それ自体が悪いとは思いません。
言語化することで、
「あ、わたしってこんな人間だったんだ」
「本当はこう思っていたのかも」
と、今まで気づかなかったじぶんに気づけたこともあり、それは、とてもよかったこと。
ただ、一方で、うまく説明できないものや、感覚的なものを「ダメなもの」のように扱ってしまっていたところもあって。
そこは、あらためてよくなかったなと。
本心では「なんかイヤだな」と思っているのに、理屈が通らないからその気持ちをなかったことにする。
これを続けていると、じぶんの気持ちをないがしろにすることになるので、だんだんしんどくなってくるんですよね。
もちろん、すべて思うがままに生きればいいとは思ってません。
わがまま放題にしたいわけでもない。
ただ、心に引っかかりがあるまま、違和感を持ったまま進むのは、最初は良くてもだんだんしんどくなってきます。
仕事こそ違和感を大事に
プライベートな場面では、違和感を大事にできている人は多い気がします。
わたしもそうです。
友達づくりも、恋人づくりも、誰かに強制されるわけではないから、
なんとなくイヤ。
理由はないけど好き。
そういう「感覚」に従って選ぶことができる。
ただ、これが仕事となると、なかなかそうはいきません。
わたしはひとり仕事なんで、誰かに強制される環境ではないんですが、それでも、です。
どうしても、ひとつひとつの選択に理屈が必要な気がしてしまう。
そして、それを続けていると、だんだん損得でしか判断できなくなってくるんですよね。
たとえば仕事の依頼があったとき。
本当は違和感があるから受けない、という判断があってもいいはず。
でも実際には、違和感があっても、
「売上になるし」
「経験にもなるし」
「断るほどの明確な理由もないし」
と理屈をつけて、最終的に「得だから受ける」という結論にしてしまうことがある。
桜井さんも書かれていましたが、感覚的なものを無視して、理性だけを働かせて選んだものは、結果的に間違いになることが多いと。
わたし自身にも、心当たりあります。
ちょっとした違和感を覚えつつも、最終的には「得だから」という理由づけをして引き受けた依頼あります。
でも結局、その違和感が後になって表面化してきて、最終的にはやめました。
やっぱり、最初の違和感って、けっこう大事です。
人間なんで、多少の打算はあると思ってます。
見返りを求めて人に親切にしてしまうとか。
評価されたくて、頑張っている感を出してしまうとか。
まあ、それくらいはOKだと思っています。
聖人ではないので。
ただ、損得「だけ」、メリット・デメリット「だけ」を判断基準にして、じぶんの気持ちを後回しにしていくと、だんだんしんどくなってきます。
そして、うまくいかないことも多い。
人生の中で、多くの時間を仕事に使います。
だからこそ、仕事こそ「違和感があるものから外す」という感覚、大事にしたいところです。
最後に
『流れをつかむ技術』、感覚を取り戻すきっかけをくれる、いい本でした。
理屈で固めることに慣れすぎると、いつのまにかじぶんの気持ちがどこにあるのかわからなくなってしまう。
損得やメリット・デメリットで判断することが悪いとは思ってません。
でも、それだけになってしまうと、
「なんのために仕事をしているんだっけ?」
となってしまう。
これからは、理屈をつける前に、
「あ、なんかイヤだな」
「なんかいいな」
という最初の感覚を、ちゃんと拾ってあげたいなと思います。
