無料のAIセミナーがひどかった話

こんにちは、越谷市の税理士、恒川です。

先日、無料のAIセミナーを受けました。

 AI、最近いろいろ出てきすぎてて、もう訳わかんなくなりつつあるので、あらためて「今のAIの全体像を知りたいな」と思い、、、。

無料なので「即戦力になるプロンプトを教えてくれる」なんて期待はしてませんし、 最終的には有料コースに誘導される、というのも想定済み。 

 その上で参加したんですが、、、「いや、これはひどい」と感じる部分がいくつもあったので、記録がてら書いておきます。

録画なのにリアルタイム風を演出する

イチバン嫌らしいなと感じたのが、録画なのにリアルタイム「風」を装ってたこと。

最初にファシリテーターが10分程度話し、その後代表者による本編という構成だったんですが、

ファシリテーターの部分はおそらくリアルタイムだったんですが、本編は録画。

録画であることは全く問題ないんです。

毎日のようにセミナーを開催しているようだったので、そりゃ毎回リアルタイムなんて非効率。

嫌らしさを感じたのは、録画なら録画で全く問題ないのに、それをはっきりと言わずにリアルタイム「風」にしていたこと。

頻繁に視聴者に質問して「チャットでコメントください」「リアクションお願いします」と言っていて、それに対して反応をするんですけど、それは収録時のやりとりであって今ではない。

悲しいかな、登壇者にこちらのリアクションは届いてないわけです。

遠目で見るとこの状況、かなり滑稽。

重ねて言いますが、録画でセミナーをするのは全く問題ないんです。

問題なのは、録画なのにリアルタイム「風」を装って参加者の関心を引こうとするやり方。

セミナーって、ただ聞いているより参加感があった方が記憶に残りやすいし、成果も上がりやすい。

でも、だからって、リアルタイム「風」は、イヤらしいわ、としか感じません。

極端すぎる割引表示

「100万円が、今なら月々2万円!」

 「今加入すれば、10年間で1,500万円もお得!」

みたいな大げさすぎる表現が何度もーーー。

これ、元々の価格設定がそもそも適正なのか疑問だし、変化の激しいAI分野で10年間という長期比較を持ち出すのも現実的とは思えない。

そもそも、その会社が10年後も存在している保証はどこにもないし。

お得感を演出したい気持ちは痛いほど分かるんですけど、ここまで極端だと逆に信頼性が皆無です。

疑わしい「残り枠」アピール

有料会員を120名募集ということだったんですが、チャット欄には絶え間なく「残り○枠!」という表示が流れてきます。

で、終盤になると「残り1枠!」→「決済されていない方がいるため追加で3枠!」という展開に。

終了間際の「残り1枠」って、どう考えても不自然。

「これは嘘だろうなぁ」と感じました。

ただ、推測だけで書くのはどうかと思い、(また、ちょっとおもしろさも感じてきちゃったので)検証のため同じセミナーをもう一度受講してみました。

(いやらしい?)

結果は予想通りで、同じタイミングで「残り1枠!」「追加で3枠!」でした。

ああ、お察し、です。

まとめ

税理士として独立して2年余り。

そう多くはないんですが、これまで色々とセミナーに参加してきました。

無料も有料も。

無料でも価値のある内容(考え方や心構えなど)を得られることはあるので、「無料=価値がない」とは思ってません。

有料に行く前提でその前に無料で疑問点を解決しておきたいと思うこともありますし。

(わたし自身も顧問契約を前提とした無料相談行ってます。)

ただ、今回みたいに、うそ、大げさすぎ、あおり、を含むようなやり方は、いやらしさしか感じません。

内容に自信があるなら、こういう小手先の手法に頼らず堂々と勝負すればいいのにーー。

やり方次第で、せっかくの価値も信用も失う可能性がある。

それを強く実感したできごとでした。

【1日1新】

2025/8/18 LAWSONくちどけショコラクレープ