となりの床屋さんをみて思うこと
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自宅のとなりが床屋さんです。
顔そりのため2~3ヶ月に1度通っています。
シェービングだけでなくパックやマッサージなどもしてくれて3500円と、エステに通うことを考えるととってもお得( ´ー`)
こちらの店主、73歳の女性なんですけど、めちゃくちゃ若くて元気です。
外見も中身も。
見た目は50代にしか見えない。すごく上に見積もったとしてもぎりぎり60代に入ったくらい。
初めて年をきいたときは冗談を言ってるのかと思ったほどです。
70歳過ぎても仕事はしたほうがいい
精神科医の和田秀樹さんは著書「70歳が老化の分かれ道」において、
「何事も引退してはいけない」「働くことは最大の老化防止」とおっしゃっています。
彼女を見ていると、本当にそうだなぁ、と感じます。
70歳過ぎてもイキイキ働いて元気です。
同年代で働いていないじぶんの母親とは全然違います。
(母は年相応です。特別老けているわけではなく、彼女がただ若く元気すぎるだけ。)
デスクワークやひとりでする仕事であっても、頭を使ったり、他人とのやりとりが刺激になり元気でいられるのでしょうが、接客業だと、より若くより元気でいられると感じます。
働ける環境があるのなら、できるだけ長く働くことが、ずっと元気でいるためにはベストなのでしょう。
能力の低下を感じたら働き方は変えるべき
ただ、年と共に能力は必ず衰えていきます。
頭も体も。
じぶんが若くいるため、元気でいるためだけを考えれば、ずっと引退しないことがいいんでしょうが、正直、まわりにとってはいい迷惑になることもあります。
能力の低下を見極めて引退を決断する、あるいは働き方を変えることも必要です。
高齢の先生のいる税理士事務所に勤める友人は、先生の能力が明らかに衰えているのに、本人がそれを認めないのでまわりが大変な思いをしているといいます。
報告した内容を忘れる、お客様を間違える、インボイスや電子帳簿保存法など新しい制度を理解していない、などなど。
高齢になって能力が落ちるのは当然のことなので、まずはそれを認めることが大切です。
認めた上で、ペースをおとして働く、社会貢献のために働く、など働く姿勢は変えるべきです。
変えられないのであれば、残念ではありますが引退すべきかと。
仕事がダメなら何か熱中できることをさがす
独立して仕事をしているのであれば引退の時期を自分で決めることができますが、多くの方は、一定の年齢になると定年退職することになります。
再就職先を見つけようと思っても、定年後の高齢者を雇ってくれる会社はそう多くありません。(正社員はもちろんパートでも。)
場所が無くて働きたくても働けない場合、あるいは自ら引退を決意した場合、どうしたらいいのか・・・?
彼女をみて思うのは「何か熱中できることをする」です。
先日絵の先生と知り合う機会あり、来月からその人に絵を習うことにしたそうです。
親兄弟は皆絵が上手なんだけど、自分だけずっと下手だったことがコンプレックスだったから、習ってみようかなぁ、と思ったそう。
今でも夜は週2でバトミントンをし、休みの日には神社をめぐったり、お買い物に行ったりとすごく活動的。
そこにさらに絵です。
別に暇をもて余してるわけでもないのに、興味をもったことに、躊躇せずトライする姿はなかなかかっこいいです。
ダラダラするのが好きなわたしからしたら超人です。
彼女ほど色んなことに挑戦する必要はないけれども、仕事ができないのであれば、あたらしいことに挑戦したり、あるいは、昔やっていた趣味を再開させたり、なにか熱中できるものを見つけることが有効なのだと思います。
まとめ
何をするにも遅すぎることはない(年齢は関係ない)と言いますけど、実践している人を目の当たりにすると、本で読んだりテレビで見てたりするだけよりもインパクトがあります。
わたしは、来年、税理士として独立予定です。
今43歳なので、30年後は彼女と同じ73歳。
30年後、彼女のようにイキイキと仕事していたいなと思います。
ただ、能力の低下を感じたら、素直にそれを認めて、お客様に迷惑をかける前に引退したいなとも思います。
実際にその年齢にならないと分からないこともたくさんあると思いますが、今はそう考えています。
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