あなた、大した人じゃありませんよ?

千原せいじさんの「無神経の達人」を読みました。

千原せいじさんは、お笑いコンビ千原兄弟のお兄さんでコミュ力が高いことで有名。

特にファンというわけではなかったんですが、

ひょんなことから「がさつ力」という本を出されていた

ことを知り読みたくて検索していたら、

最近新しい本を出されたということでそちらを読んでみることに。

せいじさんの無神経さはそのキャラクターによるところが

大きいのでそのままマネできるとは思えないんですが、

見習いたい考え方はいっぱいありました^_^

「普通」か「アホ」でちょうどいい

カッコつけたり、賢く見せようとしないで「普通」あるいは「アホ」くらいでちょうどいい。

というのがせいじさんの考え方。

この本で一番共感した部分です。

税理士として独立したてということもあり、

どうしても「賢く」「カッコよく」見られたいと思ってしまいます。

でも、どう頑張っても実力以上のものは出せないし、

その実力だって税理士の中でとびぬけているわけではありません。

謙遜でもなんでもなく、本当にごくごく普通の税理士です。

そんなわたしが頑張って賢く見せたところでどうせすぐにボロが出ちゃいます。

唯一無二の替えのきかない税理士になりたいとは思っているんですが、

上には上がいるのは百も承知なので、知識面だけでどうにかしようとは思っていません。

レスポンスの早さ、丁寧で分かりやすい説明などをプラスアルファして

総合的に替えがきかない税理士だ!と思ってもらえたらなと考えています。

税理士なので「アホ」と思われてはいささか問題がありそうですが、

「普通」なら十分なのかなと。(プライベートは「アホ」で結構^_^)

スキのないスーパーマンみたいな人よりも、

わたしくらい「普通」な人の方が色々聞きやすくて

お客様にとってはプラスなんじゃないかとも思っています。

じぶんのことを「大したやつではない」と潔く認めて、開き直ることがイチバン。

難しいことは考えないで「普通」でいい。

ポンコツ・抜けてる、という自覚があるわたしみたいな人にとってはベストな考え方です^_^

知らないことは人に聞けばいいし、できないことは人にお願いすればいい

言葉が分からない海外に行ったら、通訳なりガイドをつけますよね。それと同じで、できる人にやってもらうのは当たり前のこと。必要ならば、正当なお礼なり報酬を渡す。「無理してひとりでがんばってみよう」なんて、ただの時間の無駄。

知らないことは人に聞けばいいし、できないことは人にお願いすればいい。

これも激しく同意!です。

わたしはひとり税理士なので基本的には全部じぶんでやりますが、

分からないこと知らないことは聞いちゃいます。

会計ソフトで分からない操作はちょっと調べて分からなそう

だったらすぐお問い合わせセンターに連絡するし、

やったことのない分野の仕事がきたらお金払って同業者のセミナーも受けます。

税理士だからって会計ソフトのこと何でもわかるわけではないし、

税務の知識だって全税目は網羅してません。(網羅している人はいません。)

ただ、独立当初はこの考え方はできませんでした。

こんなこと聞いて申し訳ないとか恥ずかしいとかいう気持ちの方が大きく。

ただ、それを繰り返していたら、結果、解決はするもののすごく時間がかかったり、ストレスにもなり、、、。

まだまだ、気軽に!とまではいきませんが、

今はそこまで深く考えることもなく人に頼れています。

どこまでいっても「普通」の人なんで、やっぱり、全部自分で解決は無理なんですよね。

もちろん努力はしますが、限界があることは自覚しています。

まとめ

ややこしく考えず「普通」にしていた方がラクだし人間関係もスムーズになる。

これからも、じぶんは大したことないということを自覚し、とはいえ卑下したりもせず生きていきたいなと思っています^_^