尻軽俳句野郎、種田山頭火
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山頭火、といえばゴリパラ見聞録ですよね、キッズの皆さん。
今日の内容はキッズ(ゴリパラ見聞録ファン)にしか分からないものとなっています( ´ー`)
種田山頭火とは?
ゴリけんの故郷・日奈久以外でも俳句を読みまくってることが分かり、すっかり嫌われ者となった山頭火。
でも調べてみると、キッズ好みの愛すべき俳人でした。
酒&放浪旅という共通点を持つゴリパラと山頭火、運命すら感じます( ´ー`)
基本情報
- 本名は種田正一
- 自由律俳句(季語や五七五にとらわれない俳句)の俳人
- 山口県防府市出身(1882年-1940年)
- 実家は大地主(後に破産)
- 早稲田大学中退
- 27歳で結婚、38歳で離婚
- 43歳で出家
- 自殺未遂数回
- 乞食僧として全国を放浪
- 57歳、愛媛県松山市の「一草庵」にて脳溢血で死亡
生前、一定の信者はいたが一般的には無名
今は多くのファンがおり「昭和の芭蕉」とよばれ愛されている
句碑は、1970年代前半にはわずか17箇所だったが、2006年時点で500箇所以上。
個人の文学碑の数としては一番。
参照元:眠れないほどおもしろいやばい文豪、文芸ジャンキーパラダイス
酒
無類の酒好き。
酒浸りの毎日で、酒に酔っていく過程も句にしている。
「まず、ほろほろ、それからふらふら、そしてぐでぐで、ごろごろ、ぼろぼろ、どろどろ」
ん?斉藤?ごりけん?
他、句ではないが晩年の日記に、
「無駄に無駄を重ねたような一生だった、それに酒をたえず注いで、そこから句が生まれたような一生だった」
と記している。
酒にまつわるエピソード
- 泥酔してしまい、工面した資金を使い果たす
- 飲み過ぎで俳句会をすっぽかす
- アルコールの摂り過ぎで脚気になる
- 持ち金がなくなるまで飲み、泥酔し無銭飲食で警察に連行される
- 泥酔して熊本市電を止める
まれに見るくずっぷり!
参照元:歴史上の偉人のエピソードをお話しします れきし好きっ!
放浪生活
九州、山陽、山陰、四国を中心に、全国各地に庵を結びつつ放浪を続けた。
自殺未遂、泥酔、買春など己の欲望を断ち切れないまま放浪生活を続ける。(いや、出家の意味。。)
最後は、愛媛県松山市の一草庵にて脳溢血で死亡。
終の棲家、一草庵での生活
終の棲家となったは、愛媛県松山市にある一草庵。
愛媛CATVコンテンツによると、松山の人は、
「山頭火を自分の家に入れて世話をし、道後の宿に泊まった20日間あまりの宿賃を払い、小遣いまで与えた。」らしい。
えええええ?なぜに?
さらに、一草庵入居の日の様子について本人の日記には、
「午前、高橋さん来訪。厚情に甘えて新居に移った。御幸寺の隠宅のような家屋。私には過ぎている。高橋さんがいろいろ様々な物を持ってきて下さる。ほんとうに感謝の言葉もない。蒲団、机、火鉢、鍋、七輪、バケツ、茶碗、箸、そして米、醤油、塩。昼食はおでんやで。夕食は高橋さん宅で。」
松山の人や高橋さんが素敵すぎるだけなのか、山頭火がくずなのか。(それにしても高橋さんとは?)
死亡時の様子
いつものように泥酔していびきをかいて寝ており、仲間は酔っ払って眠っていると思った。しかし、実は脳溢血で死んでいた。
翌朝仲間がたずねたところ既に死亡していた山頭火を発見。
もう、山頭火らしい死に方というかなんというか、、。
愛すべき山頭火とゴリパラ
酒におぼれ、すぐ自殺未遂をし、お金もない山頭火。でも、いつも誰かが助けてくれる。
句の才能と愛されキャラのなせる業でしょうか。
このくずでどうしようもないくせに愛されちゃう感じが、ゴリパラと同じ。
お笑いの才能と愛されキャラのなせる業でしょう。
尻軽俳句野郎なんて言わず、同じ愛されキャラとして認めてあげていただきたい!