好きこそものの上手ならん?

こんにちは、越谷市の税理士、恒川です。

「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。

好きなことには自然と熱中するから、上達も早くなる——という意味。

でも、これ、そうでもないよね?なんて思っています。

運転が好き、でも上手くはない

車の運転をするのが好きです。

といっても、遠出をするわけじゃなくて、近所をウロウロする程度なんですけど。

運転中って、考え事がしやすいんですよね。

なので、まっすぐ家に帰ればいいものを帰らずに、わざと遠回りすること、結構あります。

ただ、好きなんですが……下手だな、という自覚があります泣

さすがに「危険!」というほどではないと思うんですけど。

具体的に言うと、いちばん苦手なのは合流や右折のタイミング。

「今、行けたよね?」というタイミングで行かない(行けない)。

流れに乗るチャンスがあるのにためらってしまって、あとから「あっ、今のは行けたよな……」と気付く。

もうひとつは、ブレーキが遅いらしいです。

パートナーによく言われます。

赤信号で止まるとき、ブレーキを踏むのが遅いらしく、「信号、赤だけど……見えてる?」と感じるようで。

じぶんとしては、「いや、全然見えてるし!ちゃんと止まろうとしてたし!」という感覚なんですけどね。

はたから見ると、そうでもないらしい。

運転歴はそれなりに長いのに、上手くならない。

「好きこそものの上手ならず」です。

じゃあ、仕事は?

税理士という仕事は好きです。

じゃあ「好きこそものの上手なれ」に当てはまるのか?(上手の定義はよく分かりませんが……)

……該当しないと思ってます。

もともと会計が好きだったとか、数字が好きだったとか、そういう「好き」が高じて税理士になったわけではないので。

大学卒業後はずっと事務職をしていたんですが、30歳を過ぎたころ「手に職をつけたいな」と思いはじめました。

働きながら取れる資格で、なおかつ、それでちゃんと食べていけるもの——そう考えたときに出てきたのが税理士。

つまり、「好き」からのスタートではない。

勉強して、実務に入って、お客さまと関わるうちに、だんだんこの仕事が好きになっていった感じです。

好きだから上手くなったのではなく、続けていくうちに好きになって、結果として上手くなっていった。

もし当時のじぶんが「好きなことを仕事にしよう!」にこだわっていたら、たぶん税理士にはなっていなかっただろうな、と思います。

そもそも、好きなこととか趣味とかっていうものがあまりない人間なので。

まとめ

好きだからといって、必ず上手くなるわけではない。

逆に、好きじゃなくても続けているうちに上手くなることもある。

「好きなことで、生きていく」という考え方を否定するつもりはないんですが、あんまり「好き」にこだわりすぎないほうがいいんじゃないかな、と個人的には思ってます。

「好き」を出発点にすると、わたしのように情熱を傾けられるものが少ない、どちらかというと無趣味なタイプの人間は、何も始められなくなってしまう。

「とりあえずやってみたら、意外と面白かった、できた」なんてことは、意外とあるもんです。