開業日・会社設立日はいつがいい?
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起業される方は
開業日や会社設立日をいつにしようか
迷われている方も多いのではないでしょうか?
決める際の判断材料の一つとして
本記事を参考にしていただければ幸いです。
開業日及び会社設立日はいつ?
そもそも開業日や会社設立日とはいつのことをさすのか?
について確認しておきます。
個人事業主
個人事業主の場合は「事業を開始した日」が開業日になります。
この「事業を開始した日」について明文の規定はありませんが
店舗を構えるような業種ならオープン日
(飲食店なら開店した日、クリニックなら開院した日)とし
そうでない場合は本人が決めた任意の日とするのが一般的です。
「個人事業の開業・廃業等届出書」に
開業日を含む各種事項を記載した上で1ヶ月以内に税務署に提出します。
法人
法人の場合は法務局に「登記の申請をした日」が設立日となります。
具体的には、
持参した場合は持参した日、
郵送した場合は到着した日、
オンライン申請の場合はデータを受理した日、
です。
よって法務局がお休みの
土日祝日や年末年始は設立できません。
設立日は登記簿に「会社成立の年月日」として記載されずっと残ります。
いつにするのがいい?
では具体的にいつにするのがいいのでしょうか?
法人の場合は月初は避ける
個人の場合、
開業日により税金に差が出ることはありませんが
法人の場合、
設立日によって初年度の税金が変わってきます。
法人税の中には赤字でも払わなければならない
最低限度の税金「均等割」なるものがあります。
地域により多少の差はありますが多くの地域で最低7万円。
(資本金等の額1,000万円以下、従業者数50人以下の場合)
この均等割、1年未満の場合月割りするんですが
その際、1ヶ月未満の端数は切り捨てます。
例えば3月末決算の会社をつくった場合
4月1日設立だとぴったり1年なので7万円。
4月2日設立だと11ヶ月と29日で
1ヶ月に満たない29日分は切り捨てるので
7万円÷12ヶ月×11ヶ月=64,100円。(100円未満切り捨て)
5,900円ほど安くなります。
大した金額ではないかもしれませんが特にこだわりがないのであれば
1日設立は避けましょう。
縁起のいい日を選ぶ
起業は想いを実現するための第一歩を踏み出す大切な日。
せっかくなら縁起のいい日を選びたいものです。
よく知られれているのは「大安」ですが
他にも縁起がいいとされている日がいくつか
あるのでご紹介します。
一粒万倍日
「いちりゅうまんばいび」または「いちりゅうまんばいにち」と読みます。
一粒万倍(籾の一粒が万倍に増える)の字面通り
物事を始めると後に豊かに結実するとされ
そのため事始めに適した日とされています。
各月に4,5日ある吉日です。
天赦日
「てんしゃび」または「てんしゃにち」と読みます。
天がすべての罪を許すという最上の吉日で年に数回しかありません。
そのためたくさんある吉日の中で最も縁起がいいとされています。
開業だけでなく結婚や引っ越しなど
新しいことをスタートさせるのにふさわしい吉日です。
寅の日
十二支の寅にあたる日で、12日ごとに巡ってくる吉日です。
「寅は千里行って千里還る」つまり「一日で千里の道を往復できる」とされており
出て行ったものがすぐに戻ってくると言われています。
そのため
投資したものが良い結果になって還ってくる効果が期待でき
ビジネスをスタートさせるのにはふさわしい日と言えます。
また、虎はその体が黄金色に輝いていることで
金運の象徴とされている動物で
吉日の中で最も金運に縁がある「金運招来日」とも言われており
近年では財布の新調に良い日としても有名です。
大安
「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」
の6つが六曜と呼ばれており吉凶を定める基準となっています。
「大安」は「大いに安し」を意味し
やってはいけないことが何もない日
つまり何をするにも吉とされる日です。
2023年開業に適した日は?
こちらの大安カレンダーさんで
「一粒万倍日」「天赦日」「寅の日」「六曜」
を網羅したカレンダーがのっていました。
上記すべての縁起のいい日が網羅されており
とっても分かりやすいです。
こちらのサイト確認をしたところ2023年中に
吉日が重なる縁起の良い日が2つありました。
それは
2023年3月21日(火)祝日「一粒万倍日」「天赦日」「寅の日」
2023年8月4日(金)「一粒万倍日」「天赦日」「大安」
です。
縁起のいい日が重なることはそうそうありませんので
上記の日付近辺での起業を検討されているのであれば
意識してもいいかもしれません。
ただ残念ながら2023年3月21日は祝日のため法人設立はかないません。
わざわざそこにあわせて準備も整わない中起業したり
逆に準備できているのに遅らせたりは本末転倒ですが
まだ準備段階の方、そもそも縁起のいい日近辺での起業をお考えだった方は
合わせるように調整してもいいかもしれません。
まとめ
起業は人生の大きな節目です。
損をしないよう、また、
少しでもいい気分でスタートがきれるように
できうる限りの準備をし開業日を迎えましょう。