偉そうなのと自信無さげなのと
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独立してひとりで税理士として活動していると様々な人と接する機会があるんですが、
そんな中で「偉そうな人」と「自信無さげな人」について考えることがあります。
偉そうな人とは?
偉そうな態度を取る人は、自己中心的で他者を見下すような言動が特徴です。
じぶんの意見や知識が絶対的であるかのように振る舞い、他人の意見を聞き入れようとはしません。
勤務時代、そういったお客様がいました。
機嫌のいいときはフレンドリーで優しいんですが、不機嫌なときは高圧的でものすごく上から目線になる社長が。
あるときその会社の担当となることが決まり、本心は「えっ、絶対嫌!」と思っていたんですが、そんなこと口にできるわけもなく「はい!」と素直に引き受けました。
案の定ストレスが溜まり。。
その人から電話がかかってくる度にドキッとし、機嫌がいいとホッとし、機嫌が悪く当たられては落ち込み、、。
感情を揺さぶられっぱなしで今思い出すだけでも悲しく嫌な気分になります。
現状は、ありがたいことにそういったお客様はいません。
そもそもそういった方とは契約しませんし、契約した後にそんな人だって分かった場合には、やんわりと理由をつけて解約するつもりです。
顧問先との関係の場合、この偉そうな態度というのは信頼を損ないやすく、長期的な関係構築は難しいです。
わたし自身はどちらかというと控えめな性格なので普通にしていれば偉そうとは思われないんですが、専門用語を多用し分かりにくい説明をしてしまうとそう思われる可能性はあると思っています。
自信無さげな人とは?
偉そうな人は嫌ですが、自信無さげな人もちょっと困ります。
特に税理士という職業においては。
自信無さげな態度って、顧問先に不安を与え、信頼を損ねます。
そりゃ、税理士に
「確か〇〇だったと思います、、、。」
「多分〇〇です、、。」
「〇〇だったかな?」
とか言われたら不安ですよね。
自信過剰はいかがなものかと思いますが、自信なさすぎ、謙遜しすぎもNGです。
バランスを取るために
では、どうすれば偉そうにならずにかつ自信を持って仕事に取り組むことができるのか?
わたしが心掛けているのは「勉強」と「分かりやすい説明」のふたつ。
「勉強」
まずはこれ。
とにかく勉強して知識をつけることで自信がつきます。
すべての税目の細かな点までカバーするなど不可能ですし、地頭がいいわけでもないのでなんでもござれとはなりませんが、じぶんが取り組んでいるもの・これから取り組みたいと思っているものについては時間とお金を使うようにしています。
正式に学んだことはない、でも実務経験があるからできてしまうという税法科目について講座を受講してみたり、最新の情報や法改正について知るため専門誌を定期購読したり。
正しい知識が増えると、なんとなく知っているという状況に比べて自信を持って話すことができますよね。
よく言われることですが、資格取得したら終わり、独立したら終わり、なんてことはなく、いつまでたっても勉強は必要です。
「分かりやすい説明」
税理士が顧問先に対して分かりやすく説明するってとっても大切です。
専門用語を多用していると、こっちにそんなつもりがなくても、「当然知ってますよね?」と上から目線に思われてしまう可能性があります。
人によっては「えっ?それって何ですか?」と聞けずモヤモヤしたまま話が終わってしまう、なんて可能性も。
わたしがまさにそうなんですが、聞いたことない用語がでてきたときに「それって何ですか?」と気軽に聞けず知ったような感じでスルーしちゃうことがよくあります。
単なる世間話ならそれでOKなんですが、税理士が顧問先にする説明としてはそう思わせっちゃたらNGですよね。
こういった状況を避けるため、日々、このブログや税務記事なんかも利用しつつ、分かりやすい説明ができるよう取り組んでいます。
まとめ
独立してひとり税理士として活動する中で、偉そうな態度も自信無さげな態度もどちらもNGだよな、と気付きました。
じぶんの知識や経験に自信を持ちつつ、一方で謙虚さも忘れず、顧問先ひいては社会のお役に立てれば!と思っています^_^