わたしの記憶は信用ならない

こんにちは、越谷市の税理士、恒川です。

今、知野みさきさんの「上絵師律の似面絵帖」シリーズを読み返しています。

亡き父の跡を継ぎ上絵師として腕を振るう一方で、似面絵の評判も良い主人公・律の物語。

今日(2025年5月23日)時点で11巻出ているんですが、数日前から最初から読み直しを始めました。

この 「シリーズを読み直す」という行為、じつはわりとよくやります。

小説は雰囲気で読んでるから覚えてないし間違ってる

時代小説が好きでよく読むんですが、内容をどこまで覚えているかと言われると、、、正直ほとんど覚えていません笑

大まかなあらすじと主要人物はさすがに覚えてますが、細かなエピソードは記憶から抜け落ちてたり、勘違いしていたり。

たとえば今読み返している巻でいうと、律の母は辻斬りに命を奪われているんですが、ずっと「律が仇討ちを果たした」と思い込んでいたんですね。

でも、今回読み返してみると、、、

律は直接何もしておらず、実際手をくだしたのは別の人物

だったんですよね。

「ええ?!」と声が出るほどの記憶違い。

ほかの作品と混同したのか、それとも「律に仇を取らせたい」という願望が勝手に記憶を書き換えたのか、真相はよく分かりません。

でも、似たような勘違い?記憶違い?は結構あるし、ストーリーを丸ごと忘れているなんてことも普通。

想い人・涼太とのやりとりも「あれ? こんなことあったっけ?」が多く。。。

読み直すたびに新鮮に驚けて、まあ、お得っちゃお得です笑

現実の記憶も都合よく書き換えてるっぽい

ふと思ったのが、これは本だから読み返して気付くけど、人生のできごととなると気付くタイミングがなく、誤った記憶のまま残っていくこと多いんだろうな、ということ。

わたしの中学時代の自己イメージをざっくり言うと

・成績優秀

・足が速い

・リーダーシップあり

・明るい

・まじめな子ともヤンチャな子とも仲良し

・悩みはあっても深刻ではない

という感じ。

ひと言で言うと、今と違って陽キャでとっても輝いていたイメージなのです。

でも冷静に振り返れば、きっと深い悩みもあった気がするんですよね。

現実逃避気味に、知り合いの少ない隣の市の高校を受験したのがその証拠な気がしてます。

また、バイトや就職も、短期間で辞めたようなところは記憶から消してなかったことになっています笑

・・・でも、まあいいか、と思ってます。

あえて、いまさらそこを深堀ってイヤな記憶に上書きしようとは思いません。

「人は忘れる生き物」ってよく言われますけど、その通りですよね。

つらい記憶を全部抱えていたらきっと身がもたない。

だったら、記憶違い、勘違いでじぶんを守るってのは自然なことなのかもしれません。

まとめ

記憶なんて思ったよりあいまいだし、時間と共に変わっていく。

そんな都合のいい記憶力のおかげで?幸せに生きられるのかもしれません。

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