確定申告終わった!・・・いや、もう始まってる?
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こんにちは、越谷市の税理士、恒川です。
確定申告が終わりホッと一息の人も多いと思いますが、実はもう、次の確定申告へのカウントダウンは始まってます。
「え、終わったばかりなのに!」って感じかもしれないですけど(^^;
悲しいかな、今年もすでに3ヶ月目。
残り9ヶ月ちょっとなのです。
ただ、日々コツコツ進めていれば、確定申告の時期に慌てることも、「なんとなく気分が重い、、、」なんて感じることもなくなります。
というわけで、今回は、個人事業主の方が、経理を、ひいては確定申告をラクにするためのポイントをお伝えしてみます。
経理をラクにする方法
ポイントはふたつ。
・チェックしなきゃいけないことを減らす
・判断しなきゃいけないことを減らす
具体的にどうするかを説明します。
現金勘定を使わない
じぶんで確定申告書をつくっている人であるあるなのが、
・現金残高がマイナスになっている
・逆に何百万円にも膨れ上がってしまってる(当然、実際にはない)
です。
これ、とりあえず入力だけして残高チェックしてないからこうなってしまうわけですが、
だったら最初から現金勘定なんて使わない方がいいです。
わたしも使ってません。
使わなければ「現金残高をチェックする」という作業がひつと減るので、その分、経理処理はラクになります。
もちろん、飲食店など現金商売の場合は、お客様との間で実際にお金のやり取りがあるので、これはちゃんと現金勘定を使い、残高チェックは必須です。
ここで言っているのは、立替経費を入力するときに現金勘定をなんとなく使ってしまっている人はやめたほうがいいですよ、ってこと。
立替経費は「現金」ではなく「事業主借」で処理するのがおススメです。
クレカを使わず、デビットカードを使う
クレジットカードって、利用日に経費計上して、支払は1〜2ヶ月後。
ということは、こちらも残高チェックが必要になってきます。
これ、結構、面倒。
わたしはキライです。
きれいに当月使った分が翌月ゼロになる、っていうのなら分かりやすいんですけど、そんなことはありません。
クレカごとに締日はバラバラで末日ではないことが多いし、締日前後の利用の場合、月ずれすることもよくあります。
そこで、デビットカードです。
デビットカードなら使った日に口座から引き落とされるので、クレカの残高チェックをするって作業が不要に。
とってもラクでストレスがない。
アマゾンのビジネスアカウントをつくって会計ソフトに紐づける
事業で使う文具とか本とかをアマゾンで買う人は多いです。
そのとき、アマゾンのアカウントがひとつだと、後から「これって事業?プライベート?」と考えなきゃいけなくて、まあ、面倒です。
なので、事業を始めた人は、まずアマゾンのビジネスアカウントをつくること、そして、それを会計ソフトにひもづけておくこと、これ、必須です。
ビジネスアカウントをつくって会計ソフトに紐づけておけば、アマゾンで買ったものを計上漏れしちゃうってことはなくなりますし、買う時点で入口をわけてるので、経理処理をする段階で、これ事業?プライベート?って考える必要がなくなりとってもラク。
あと、購入品の内容も取り込んでくれるから分かりやすい。

クレカだけの紐づけだと「AMAZON.CO.JP」としか表示されず、買った内容なんかは個別明細見ないと分かりません。
なので、アマゾン=消耗品費みたいな自動仕訳になってしまうことが多いんですけど、アマゾンアカウントを紐づけておけば、購入内容も分かるし、一律「消耗品費」とかじゃなく、本なら「新聞図書費」とちゃんと認識できる。
つまり正確な処理ができる。
なお、個人アカウントふたつでもいいのかもしれませんが、わたしが使っている会計ソフト(弥生)はビジネスアカウントとなら連携できるけど、個人アカウント連携不可。
なので、ビジネスアカウントが良いです。
事業用口座からのプライベートな出金は生活費だけ
事業用口座から生活費以外の引き出しや、プライベートな送金があると、「これ何の支払いだっけ?何の引出しだっけ?」と後から考えなきゃいけなくて面倒です。
なので、事業用口座から出ていくのは、事業に関連するモノ以外は生活費の引き出しのみ、と決めておくこと。
これ、結構大事です。
人って忘れる生き物です。
1年経ったら忘れちゃうってのは当然で、1ヶ月程度でも忘れることあります。
仮に、忘れないような分かりやすい出金ばかりだったとしても、本業でどれだけお金が動いているのか?ががみえにくくなるし、口座をきちっと分けておくだけで、事業とプライベートをきちっと分けるんだって感覚が身につくので、分けるのは必須。
多くの人が、事業用口座をちゃんとつくりはするんですが、プライベートな支出もちょいちょい混ざっちゃう、ってことが案外多いです。
事業とプライベートはまったく別です、って感覚をじぶんに覚えさせるためにも、事業用口座からは生活費以外出さないってのを徹底するのがベストです。
わたしの場合
参考までに、わたし自身の経理の流れをご紹介。
まず前提として、わたしが事業用の支払いをするときの手段は3つです。
・現金やPayPayで買う → 100均、コインパーキング、飲食代など
・アマゾン(ビジネスアカウント)で買う → 本、文具
・デビットカード(事業専用)で買う → 会議室の利用(現金・PayPayが使えないところ)、アマゾンの引き落とし
できるだけデビットカードを利用すれば立替経費の入力しなくていいんでラクなんですが、預金からの出金量が(金額ではなく行数)多くなってしまうのが落ち着かない、というかイヤってのがありまして、手数は増えるんですけど、PayPay使って立替経費として計上ってやり方してます。
で、これら、週に5分+月に30分、合計1時間ほどで終わります。
さらにいえば翌月5日頃には片付いてます。
日々やること(週に5分)
立替えた経費をCSVに打ち込む。
これだけ。
いつやるって決めてるわけではないんですが、毎日だと多いし(そもそも毎日発生しないし)、
1ヶ月まとめてだと多すぎなんで、なんとなく週に1回程度におさまってます。
弥生に直接打ち込んでもいいと思うんですけど、わたしの場合、会計ソフトに月の途中の半端な数字が入っているのがキモチ悪く、、。
会計ソフトへの入力は1ヶ月分まとめてしかしたくない派なので、とりあえず、1ヶ月分ためてからまとめて取り込んでます。
まとめておくのは、Excelでもなんでもいいんですけど、わたしの場合は、弥生会計にそのまま仕訳データとしてインポートできるような形式にしてます。

毎月やること(30分)
月末が過ぎたら、1ヶ月分をまとめて弥生に入力します。
流れはこんな感じ。
①立替経費CSVを取り込む
②事業用口座のCSVデータを取り込む
③アマゾンビジネスで買ったもののチェック
④売上の入力
⑤概算で未払消費税を計上
⑥残高チェック
それぞれ説明します。
①立替経費CSVを取り込む
日々入力しておいた立替経費CSVを弥生にインポートします。
弥生でCSVをインポートする方法は2つ。
仕訳日記帳から仕訳を直接インポートする方法と、スマート取引取込を使う方法です。


スマート取引取込はCSVを作る段階で科目設定はできず、取り込んだ後に確認という流れ。
それがイヤなので、立替経費については仕訳日記帳から直接仕訳インポートしてます。
取り込んだ科目をあらためてチェックする必要がないのでラクです。
②事業用口座のCSVデータを取り込む
本当は連携させたいんですけど、わたしが使っている埼玉りそな銀行は個人だと対応しておらず連携できないのです泣
なので致し方なくCSVに落としてスマート取引取込から取り込んでます。
ただ、それでもイチから打ち込む必要がないのでとってもラク。
③アマゾンビジネスで買ったもののチェック
上でも書いた通り、弥生はアマゾンビジネスアカウントなら連携できるので、連携して、スマート取引取込で内容チェックして取り込んでます。
④売上の入力
顧問報酬は日税ビジネスサービスさんの口座振替を利用してます。
CSVで出力できるので、それを弥生の仕訳インポート用のCSVに変換して取り込んでます。

税理士って、顧問報酬がメインなので月々の売上の変動って少ないです。
なので、前月コピペで、いけないこともない。
ただ、決算報酬や年イチ業務(年末調整・法定調書・償却資産)などのイレギュラーな報酬発生はなんだかんだあります。
手で修正すると間違いの原因になるし、日税ビジネスサービスの画面で入力したものをあらためて弥生に入力ってのも二度手間だなと思い、変換アプリをつくって(AIのおかげ!)すぐ弥生に取り込めるようにしたので、とってもラクだし、間違いもないです。
⑤概算で未払消費税を計上
申告時に慌てたくないので、毎月概算で未払消費税を立ててます。
所得税は顧問報酬から10.21%の源泉徴収がされているので、確定申告で納める額って実はそこまで多くありません。(相続税申告など源泉徴収がない業務が多い方以外は還付のパターンも多い。)
でも消費税は所得税のように天引きはありません。
なので、申告時に慌てないよう毎月きちんと把握するため、未払計上してます。
⑥残高チェック
最後に残高チェック。
ここがイチバン大事です。
ここまでお読みいただいて分かる通り、今って、取込みや連携で入力自体はとっても簡単。
だからできた気になっちゃう人も多いと思うんですけど、大切なのは入れたものがあっているかのチェックです。
それができてないと、何の意味もない。
とりあえず、すべての科目のチェックをするんですが、特に気にしているのは下記4点。
- 預金残高がずれていないか?
- 売掛金(顧問先ごと)が合っているか?
- 経費の漏れがないか(前月比較)?
- 科目の間違いがないか?
あらためてじぶんの経理処理を書き出してみると、税理士業ってとってもシンプル。
特にひとりだと。
仕入も給与も固定資産もなく、とっても簡単、ですね。
最後に
確定申告が終わったこのタイミングが、経理のやり方を見直すいちばんのチャンスだったりします。
「去年はためすぎて大変だった」
「入力はしてたけど残高が合わなくて焦った」
なんて方は、今年から変えてみるのがいいのかも。
日々コツコツやっていると、経理が大変って感じる場面はほとんどなくなります^_^
